結果発表|順位

※総評のあとにデータがございます。

【審査総評】審査資格者55名。無効表7。有効表数48。

1|多数の審査員による採点なので、総合得点でみれば1位2409.4点に対し最下位2217.3点と差は開いたが、平均点にすると1位50.2点に対し、46.19点と実は4.1点しか差がないのである。総合順位の2位~5位に至ってはあまりに僅差であるため、4位5位の出品生産者に許可をいただき、急遽、トップ3公表からトップ5までの公表に切り替えさせていただいた。

2|厳しい予選会から選ばれた作品たち。11作品とも甲乙つけ難しということ。そのような中で審査員はみな一様に苦悩に苦悩を重ねての採点となった。ここでひとつお詫びしなければいけないのは、その配点である。各項目10点満点ではなく、50点などの配点にしていれば、もう少し審査もしやすかったかもしれない。それでも大きな差はでなかったであろうが、もう少しわかりやく差を表現できたことは間違いない。次回以降の大きな課題のひとつである。

※採点に関しては、数名で確認計算を行い、かつ審査員全員がそれぞれの控えを持って帰っており、一切の作為的行為を行うことはできません。

3|安心安全に関しては、ここにいるすべての出品作品は、オイスターバークオリティを満たしていることを忘れないでいただきたい。

4|サイズに関しては、現在日本全体での統一規格がないため、ランダムに10個をピックアップし、その各重さの誤差が前後20g以内であれば満点とし、その点は全作品クリアされていたので、すべて「5」とさせていただいた。

5|流通方法がすべて「0」になっている理由は、今回、出品作品が納品されてみて、あらためて、すべてに共通する課題があることを確認。そしてその課題を改善し向上するには、垣根を越えてオイスター業界(オイスター=殻付き生ガキ)全体で対処せねばならないためすべて「0」にさせていただいた。

2012年4月3日
かき日本一決定戦実行委員会
委員長 佐藤言也